Kamogawa AI Search Lab — Kyoto

あなたのお店は、
顧客の言葉で語られていますか。

いま、人は何かを知りたいとき、GoogleではなくAIに尋ねるようになりました。さらに、同じ問いでも、言語が変われば、AIの答えも変わります。

Kääseläでは、京都の体験型店舗を対象に、多言語によるAI検索の実測を行い、その違いを毎月記録しています。

12ヶ月連続観測
2026.082027.07

毎月第一日曜発行

Current Observation

#000 Monthly Report
2026.08.02 発行

AIにとっての「権威」は、
問う言語とカテゴリによって丸ごと変わる。

京都の茶道・着物・座禅体験についておすすめの店舗を4言語で尋ね、AIが引用した情報源を記録しました。同じカテゴリでも、問う言語が変われば首位の情報源が入れ替わります。

Monthly Report #000 を読む →
日本語 英語 簡体字 繁体字 商業性 着物 茶道 座禅 KIMONO TEA ZAZEN 53.7 メディア 49.1 メディア 54.8 自社 66.7 自社 52.2 公共 46.0 メディア 40.6 自社 56.8 自社 50.0 公共 80.2 自社 49.5 自社 43.4 自社
自社サイトが首位 公共・メディアが首位 拮抗(首位を確定しない) 円の大きさと数値=構成比(%) 行=商業性の高い順
観測条件
3カテゴリ × 4言語 = 12セル / 各セル n=20 / 合計 240
クエリ
「京都+カテゴリ語+推薦語」のキーワード型
京都 茶道体験 おすすめ など
実行条件
ChatGPT Web版 / 一時チャット / 実行地 京都
判定基準
集計指標のゆらぎ幅は ±約10pt。2位との差がそれ以内のセルは、首位を確定として扱いません
出典
Monthly Report #000 / data/summary_by_cell.csv

2026年7月、単一時点・単一エンジンの横断観測。

Findings

なぜ、入れ替わるのか。

推薦型の質問(例:京都のおすすめの着物レンタル店は?)に対して、AIが引用する情報源には、3つの傾向が見られます。

INSIGHT 1

当該カテゴリ×当該言語の範囲内で比較メディアが存在する時に、それを引用する。また、カテゴリの商業性が高いほど、比較メディアが成熟し、AIに引用されやすくなる。

INSIGHT 2

参照できる比較メディアが存在しない場合、AIは観光公式サイトや国際旅行メディアなど、権威性のあるソースを参照する。

INSIGHT 3

比較メディアや権威性のあるソースが少ないカテゴリでは、事業者自身について具体的な事実を発信している自社サイトが、AIに直接参照されやすい。

Observation Fragment

2026.07 予備調査 京都・着物レンタル n=1

同じ一軒の店について、
ふたつの情報源が、まったく違うことを伝えていた。

Googleマップでは ★4.9 高評価で、口コミも十分にある人気店。
生成AIに尋ねると 「確認できませんでした」 店の存在そのものを認めず、名前の似た別の店を提案した。
わかったこと

違いは、規模でも口コミ数でもなかった。

この店について書かれたページは存在したが、その主語は店ではなく、掲載していた予約サイトだった。自分のことを自分の言葉で書いたページがない店を、AIは一つの店として扱わない——というのが、いまのところの仮説です。因果は未証明で、検証を続けています。

観測の記録を読む →

Research

Archive

Reportsレポート

定期的な観測をもとに、生成AIが京都をどのように捉えているかを記録します。データ、対象、方法を明らかにし、同じ条件で検証できる形を目指します。

Features特集

レポートや個別の調査から見えてきたテーマを、事例とともに掘り下げます。AIによる情報の見え方が、実際の事業や情報発信にとって何を意味するのかを考えます。

Glossary用語集

レポートや記事で扱う重要な用語や概念を整理します。生成AIによる情報探索や可視性を理解するための基礎知識として、必要に応じて追加していきます。

準備中

About

Kääselä

新しい名前より、新しいデータ。

Kääselä(カセラ)は、生成AIが事業者をどのように認識し、どのように紹介しているのかを、実際の検証結果にもとづいて継続的に記録・分析する個人研究プロジェクトです。特定の団体・大学等とは関係ありません。

生成エンジン最適化(GEO)、大規模言語モデル最適化(LLMO)、AI最適化(AIO)。この分野では新しい呼び名が次々と生まれています。しかし、Kääseläが関心を持っているのは、その呼び名ではありません。

AIは何を参照し、なぜその事業者を紹介したのか。事業者が、AIの時代に顧客から正しく認知されるには何が必要なのか。その問いを、実測によって確かめ続けます。

Contact

調査の方法について詳しく知りたい方、ご自身の業種でも調べてみたい方、内容へのご意見等、どうぞお気軽にご連絡ください。
kamogawa.ai.lab@gmail.com

受託について 現在、会社に勤めているため、個人での受託業務は行っておりません。調査方法や検証結果などの詳細については、研究の趣旨に沿う内容であれば、無償でお話しできます。 ※ 調査手法および観測結果のご説明、AI検索分野についての意見交換、同様の調べ方に関するご相談など。

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